マカオ、7日連続で新型コロナウイルスの新規感染確認ゼロ…累計感染者数は10人

 中国・湖北省武漢市で集中発生している新型コロナウイルスによる肺炎について、世界各地で感染拡大に対する懸念が高まる中、中国本土からのインバウンド旅客が多いマカオでも、官民の間で各種防疫対策が進んでいる。

 マカオ政府新型コロナウイルス感染対策センターは2月11日午後5時(現地時間、以下同)から定例記者会見を開催。同センターによれば、7日連続で新たな新型コロナウイルス感染確認例はなかったとのこと。これまでの累計患者数は10人で、最初の7人が武漢からの旅客、直近の3人がマカオ人。このうち武漢からの旅客1人が治癒し退院済み。残る9人についても軽症で、数名が数日以内に退院見込みとした。

 また、2月12日から市民向けの3回目となるマスクの有償配給を実施要綱が発表された。これまでと同じく、1人あたり10枚を1組にして原価の8パタカ(日本円換算:約110円)で販売する。今回初めて子供用(3〜8歳対象)のマスクも加わるとのこと。

 同センターでは、潜伏期間中の患者が地域社会に存在する可能性もあることから、市民に対して家の中に留まること、外出を控えること、人の集まりを避けること、外出時にはマスクを着用すること、手洗いをしっかりとすることなど、政府の防疫指針に引き続き協力するよう呼びかけている。

2月11日夕方に開催されたマカオ政府新型コロナウイルス感染対策センターによる定例記者会見の様子(写真:マカオ政府新型コロナウイルス感染対策センター)

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