中国本土旅客のマイナス響く、3月訪マカオ旅客数13.5%減の227万人=12年10月以来最低

マカオ政府統計調査局は4月27日、今年(2015年)3月の入境旅客統計を公表した。同月の訪マカオ旅客数は前年同月比13.5%減となる227万585人(のべ、以下同)となり、月次の旅客数としては2012年10月以来最低を記録した。訪マカオ旅客のうち54.7%が日帰り旅客で、旅客の平均滞在時間は前年同月から0.1日減の0.9日。

旅客の居住地別では、大半の国家及び地区でマイナスとなった。訪マカオ旅客の大半を占める中国本土からの旅客は17.6%の大幅減となる145万7641人。個人旅行者に限ると9.7%減の66万6319人。その他の主要居住地では香港が2.4%減の50万9699人、台湾が4.7%減の7万3649人、日本が6.0%減の2万8459人とふるわず、わずかに韓国が7.4%増の4万3613人となった。3月の入境旅客数に占める中国本土旅客の割合は64.2%で、前月から6.8ポイント減。

今年1〜3月の累計では前年同期比3.6%減の741万2221人。このうち、中国本土旅客は2.9%減の502万5943人で、全体に占める割合は67.8%。

中国本土との陸路の玄関口となるマカオ半島北部の關閘イミグレーション到着ゲート(資料)=2015年2月(写真:GCS)

中国本土との陸路の玄関口となるマカオ半島北部の關閘イミグレーション到着ゲート(資料)=2015年2月(写真:GCS)

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