マカオ総合娯楽企業傘下のポルトガルカジノ子会社、売上低迷と高税率で赤字に=14年

マカオカジノ最大手のSJMホールディングスやマカオの競馬及びドッグレースなどを傘下に持つ総合観光・娯楽企業グループSTDM社(本社:マカオ)のポルトガルカジノ子会社について、2014年は1850万パタカ(日本円換算:約2億7633億円)赤字だったという。

マカオの月刊英字経済誌「マカオビジネス」が5月15日付電子版で報じた内容によると、ポルトガルカジノ運営会社は、赤字の要因として売上低迷と高税率を挙げているという。

同社はポルトガルのエストリル、リスボン、ポヴォア・デ・ヴァズリムの3都市でカジノを運営している。このうち、2014年に黒字だったのはリスボンの「カジノリスボア」のみだったとのこと。

STDM社はマカオのカジノ王と呼ばれるスタンレー・ホー氏がオーナーを務める。

マカオSTDM社のポルトガル子会社が運営する「カジノエストリル」は欧州最大のカジノとして知られる(資料)=ポルトガル・エストリル—本紙撮影

マカオSTDM社のポルトガル子会社が運営する「カジノエストリル」は欧州最大のカジノとして知られる(資料)=ポルトガル・エストリル—本紙撮影

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