タイ爆発事件取材の香港記者、無許可の防弾チョッキとヘルメット所持を理由に逮捕=武器管制法違反の疑い

タイ・バンコク中心部で8月17日に発生した爆発事件の取材のため現地を訪れていた香港の独立系インターネットニュースメディア「イニチアムメディア」の写真記者が8月23日にバンコク空港から出国しようとした際、防弾チョッキとヘルメットを所持していたとして警察当局に拘束され、翌24日午前、軍事法廷で罪状認否手続きが行われたという。

マカオの政府系放送局TDMが8月24日夕方のラジオニュースが報じた。タイ警察当局は武器または軍事装備の違法所持を記者の逮捕理由として挙げたという。有罪判決を受けた場合の最高量刑は懲役5年とのこと。

タイの武器管制法では、防毒マスクや防弾チョッキ、ヘルメットなどの自衛用品についても武器としてリストアップされており、世界各国のメディア関係者がこれらを使用する際には当局による認可を得る必要があるという。

この件に関してイニチアムメディアの発表した声明によると、現地に弁護士を派遣して対応にあたっているとのこと。

タイ(写真はイメージ)—本紙撮影

タイ(写真はイメージ)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  2.  澳門海關(マカオ税関)は4月28日、各イミグレーション施設で検査体制の強化を図り、違法な運搬活動…
  3.  マカオ政府統計・センサス局が4月26日に公表した資料によれば、今年(2024年)3月の総合消費者…
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  5.  マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun