15歳少女をマカオに住まわせ売春させる…人身売買容疑で19歳中国人男子を逮捕

マカオ司法警察局は4月7日午前に特別記者会見を開き、マカオで15歳の少女に売春させていたとして、19歳の無職の男を人身売買容疑で逮捕したことを明らかにした。容疑者、被害者ともに中国本土出身。

少女は警察の調べに対し、自身は貧しい家庭の出身で、緊急で資金が必要になったため、容疑者の勧誘と手配に乗って今年(2016年)3月にマカオへやって来たと供述したとのこと。容疑者は少女に対して宿泊場所や生活費を提供したほか、客引きをするための名刺の印刷を指導するなどし、少女が客から得た金銭の3割を上納させていたという。

警察は、容疑者が社会経験と判断能力が不足する少女を騙して売春させ、利益を得ていたとすることを示すに足りる証拠があるとして、速やかに人身売買罪で送検する方針。

なお、マカオの成人年齢は18歳となっている。

マカオ司法警察局が人身売買容疑で逮捕した19歳の中国人男子=4月7日(写真:マカオ司法警察局)

マカオ司法警察局が人身売買容疑で逮捕した19歳の中国人男子=4月7日(写真:マカオ司法警察局)

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