マカオで天皇誕生日祝賀レセプション開催=日本との交流深化続く、日本査証申請センター開設計画も

在香港日本国総領事館は12月15日、マカオ・コタイ地区の大型IR(統合型リゾート)ギャラクシーマカオ内にあるホテルオークラマカオで天皇誕生日祝賀レセプションを開催した。

セレモニーには松田邦紀総領事(大使)とマカオ政府経済財政庁のライオネル・リョン(梁維特)長官が登壇。その後の懇親会では出席した日本と関わりの深いマカオの政財界関係者、マカオ在留邦人らの交流の輪が広がり大いに賑わった。

マカオ政府を代表して挨拶を行ったリョン長官はマカオ人は、日本とマカオの間の往来が活発化し、アクセスも便利になっていることから、両地の経済、貿易、観光における協力関係が拡大するとの考えを示した。また、日本の文化や商品、日本への旅行に高い関心を持っていることを挙げ、自身が知っているという日本語の単語も披露。マカオ・コタイ地区に今年新たにオープンした2つの大型IRが日本からマカオを訪れる旅行者を魅了するだろうとした。

松田総領事は、今年の訪マカオ日本人旅客数が前年比4%増の30万人、訪日マカオ人旅客数が同20%増の10万人に達したことを挙げ、両地の間の観光、経済、貿易関係の結びつきが継続的に深化していると述べた。また、日本の国会でカジノ法案が可決したことを受け、今後、日本がIRで成功したマカオから学ぶことが多いと述べた。このほか、将来的にマカオに日本査証申請センターを開設する計画があることも明らかにした。

現在、マカオには日本公館がなく、在香港日本国総領事館の管轄エリアとなっている。例年、同館は香港、マカオのそれぞれで天皇誕生日レセプションを開催している。

マカオ政府経済財政庁のライオネル・リョン長官(左)と松田邦紀総領事駐香港日本国総領事(右)による乾杯のセレモニー=12月15日、ホテルオークラマカオ(写真:GCS)

マカオ政府経済財政庁のライオネル・リョン長官(左)と松田邦紀総領事駐香港日本国総領事(右)による乾杯のセレモニー=12月15日、ホテルオークラマカオ(写真:GCS)

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