マカオ、中国人ギャンブラーが約57万円盗まれる=カジノで知り合った女と同宿

マカオを訪れていた中国人男性ギャンブラーが宿泊先のホテルの客室でおよそ4万パタカ(日本円換算:約57万円)の現金を盗まれる被害に遭っていたという。

マカオ司法警察局が3月13日に発表した内容によれば、被害者男性は今年(2017年)1月20日にマカオのカジノ施設内で女と知り合い、一緒にカジノゲームを楽しんだ後、ホテルの客室へ招き入れ、休憩していたという。男が翌午前1時に目を覚ました際、部屋には女の姿がなく、シャツのポケットに入れていた現金がなくなっていることに気づき、警察に通報したという。

その後、警察が捜査に着手し、容疑者として中国本土出身の女(22)を特定。女は事件発覚から1時間後にマカオを離れていたことが判明したが、3月11日午後、再びマカオへ戻った際、逮捕に成功した。

女は警察の調べに対し、生活に困り、魔が差してやってしまったと犯行を認める供述をしているという。なお、女はマカオから離れる前に2万5000パタカ(約36万円)の腕時計を購入、残額を中国本土へ送金していたこともわかっており、警察ではそれらの行方などについて詳しい調査を続けているとした。

昨今、マカオでは同様の手口を使った現金やカジノチップ、高級腕時計などの盗難事件がしばしば発生している。

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオでは、まもなく年間最大の書き入れ時となる「五・一」労働節ゴールデンウィークを迎える。マカオ…
  2.  マレーシアのMJets Air(Mジェットエア)が4月28日、同国のクアラルンプール国際空港とマ…
  3.  マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  4.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、香港上場のSJMホールディングスは4月…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun