香港で今年初の輸入性ジカ熱症例…患者はエクアドルとチリ渡航歴ある31歳女性

マカオ政府衛生局(SSM)は4月27日、香港当局から香港で今年初めてとなる輸入性ジカ熱患者が確認されたと通報があったことを受け、市民に対して予防を心がけるよう呼び掛けた。

SSMが香港当局から得た情報によれば、患者は香港・大埔区に住む31歳の女性で、今月(4月)8日から21日まで、南米のエクアドル及びチリを訪れていた。香港に戻った当日に発熱、咽頭痛等の症状が現れたといい、22日にクリニックを受診。23日には身体に発疹が出現し、24日に総合病院を受診した際、サンプル検査でジカ熱に陽性反応が確認されたとのこと。なお、患者の容体は安定しているという。

SSMでは、マカオではジカ熱を媒介する蚊が発生しやすい雨季に入ったことから、リスク軽減のためマカオ各地で蚊の除去作業を実施しているとした。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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