LCCエアアジアが名古屋〜マカオ直行便就航計画…18年上半期にも=現地紙報じる

昨今、LCC(格安航空会社)大手のエアアジア(本社:マレーシア)がマカオ国際空港発着路線の拡充意向を示しているが、系列のエアアジア・ジャパンが名古屋(中部国際空港)とマカオ国際空港を結ぶ直行便の就航を計画しているという。

マカオの有力紙『澳門日報』が8月12日付誌面で報じた内容によると、エアアジア香港・マカオ地区CEOの劉小媛氏が同紙の取材に対し、中部国際空港を本拠地とする系列会社のエアアジア・ジャパンは日本国内線の就航を先行させるが、その後、来年(2018年)上半期にも名古屋とマカオを結ぶ直行便を含む国際線の就航を計画していると明かしたとのこと。

劉氏によれば、同社グループがマカオ路線を拡充させる意向を持つ理由として、マカオ国際空港の発着枠に余裕がある、マカオに隣接する珠江デルタ地区からの集客が見込め(マカオから近い)香港国際空港と共存できることを挙げた。また、名古屋〜マカオ線については、競合が存在しないため候補入りしたとした。

現在、マカオ国際空港と日本を結ぶ路線については、レガシーキャリアのマカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航しているのみ。過去にLCCのビバマカオ航空が東京(成田)線を運航していた時期もあるが、同社はすでに解散している。

マカオ国際空港は1995年に開港。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCC(格安航空会社)の誘致に積極的なことでも知られる。開港21年目となる昨年(2016年)の旅客数が前年比14%増の660万人となり、開港以来最多を記録した。

中部国際空港のイメージ-本紙撮影

中部国際空港のイメージ-本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  アフターコロナ2年目となったマカオの昨年(2024年)通期のカジノ売上(粗収益、Gross Ga…
  2.  澳門海關(マカオ税関)は4月29日、同月14日から26日にかけて2025年第1次粤港澳(広東・香…
  3.  マカオ半島・新口岸地区の南湾湖畔に位置する大型ショッピングモール「ワンセントラルマカオ(One …
  4.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は5月1日、今年(2025年)4月の月次カジノ売上(粗収益、…
  5.  4月30日、マカオ立法会と政府との間で2025年施政方針の運輸・工務領域における政策討論が行われ…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  5.  4月30日、マカオ立法会と政府との間で2025年施政方針の運輸・工務領域における政策討論が行われ…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…

イベントカレンダー

5月 2025
    1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
« 4月   6月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun