マカオ国際空港旅客ターミナルビル北側拡張部供用開始…旅客キャパ年間780万人に拡大

マカオ国際空港の旅客ターミナルビル北側拡張部が2月12日から供用開始となった。

拡張部の延べ床面積は1万4000平米で、新たにボーディングブリッジ1本、バス搭乗口4ゲートが整備された。これに伴い、年間旅客キャパシティは600万人から780万人に拡大となる。

マカオ国際空港運営会社のCAMによれば、同空港の昨年(2017年)の年間旅客数は対前年8%増、開港以来最多となる716万人を記録。また、今年上半期にも旅客ターミナルビル南側部分の拡張工事について公開入札を実施予定で、供用後のキャパシティは年間1000万人に拡大する見通しとのこと。

マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCC(格安航空会社)の誘致に積極的なことでも知られる。近年、旅客数は右肩上がりの増加が続いている状況だ。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航しており、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。

マカオ国際空港旅客ターミナルビル北側拡張部に新設されたボーディングブリッジ(写真:CAM)

マカオ国際空港旅客ターミナルビル北側拡張部に新設されたボーディングブリッジ(写真:CAM)

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