マカオ、タイパフェリーターミナルのバース拡充へ…新規乗り入れ計画も

マカオ政府海事・水務局(DSAMA)の黄穂文局長は旧正月(春節)の元旦にあたる2月16日、昨年(2017年)6月1日にオープンしたタイパフェリーターミナルを視察した。

黄局長によれば、ターミナルビル内の店舗スペースのうち、およそ7割がテナント契約済み、レストラン街については関連ライセンスの発給待ちで、13店舗が持ち帰り対応のみの試験営業を開始したとのこと。また、第三紀拡張工事の完成後、バースの数が倍増する見込みで、マカオ半島のマカオ外港フェリーターミナルを拠点とする高速船運営会社による本格的な進出計画もあるという。

現時点では、マカオ半島のマカオ外港フェリーターミナルとタイパフェリーターミナルの旅客数の割合に大きな変化はないが、今後、タイパフェリーターミナルの設備の拡充に伴い、旅客のタイパシフトが進むだろうとした。

タイパフェリーターミナルのレストラン街を視察するDSAMA一行=2018年2月16日(写真:DSAMA)

タイパフェリーターミナルのレストラン街を視察するDSAMA一行=2018年2月16日(写真:DSAMA)

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