マカオ、旧正月前後7日間のインバウンド旅客数が100万人超に達する見込み…対前年8〜10%増

中華圏で大型連休となる旧正月(春節)シーズンは年間およそ3200万人のインバウンド旅客を誇るアジア有数の観光都市マカオにとって年間最大の多客期のひとつだ。

マカオ政府旅遊局(MGTO)のマリア・エレナ・セナ・フェルナンデス局長は1月9日午前、現地ラジオ局TDMの時事番組に出演した際、旧暦の大晦日にあたる2月4日から旧暦の新年7日目にあたる2月11日までの8日間のインバウンド旅客数が前年の同じ時期から8〜10%増となるとの予測を示した。増加要因として、昨年10月24日に香港と珠海、マカオを結ぶ港珠澳大橋が開通したことを挙げた。

MGTOによる統計によれば、前年は旧暦大晦日から旧暦新年6日目までの7日間の訪マカオ旅客数は延べ96.3万人だったことから、予測通り進捗すれば、今年は100万人の大台を突破する見通し。

なお、昨年の旧正月前後7日間のインバウンド旅客のうち中国本土旅客が74.3%を占め、香港と台湾を加えた大中華圏の割合は94.6%に上った。

昨年(2018年)の旧正月にマカオ半島の歴史市街地区で開催された祝賀イベントの様子(資料)=2018年2月16日(写真:GCS)

昨年(2018年)の旧正月にマカオ半島の歴史市街地区で開催された祝賀イベントの様子(資料)=2018年2月16日(写真:GCS)

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