マカオ警察、カジノのキャッシャー担当を業務上横領容疑で逮捕…レジ締め作業中に現金抜き取る

マカオ半島中区にあるカジノ施設で社員による現金横領事件が発生した。

マカオ司法警察局の発表によれば、2月2日、カジノ運営会社からキャッシャー部門に勤務するマカオ人の男性社員(31)が金銭を盗んだ疑いがあるとする通報があったとのこと。運営会社が監視カメラ映像を確認したところ、当該社員がレジ締め作業中、レジの死角にあたる場所で紙幣を折りたたみ、手のひらや腰の位置に隠して持ち出しているのがわかったという。同じ手口で2回にわたって盗まれたとし、被害総額は3万3000香港ドル(日本円換算:約46万円)に上るとした。

翌3日、司法警察局がの捜査員が男の自宅を訪れ、身柄を拘束。警察の調べに対し、男は犯行を認めたものの、一度しかやっていないと供述しているといい、盗んだ金銭の行方については黙秘しているという。男を業務上横領罪で逮捕、送検された。

キャッシャーはケージとも呼ばれ、カジノフロア内に設置されており、主に現金とゲーミング(カジノ)チップの交換を取り扱う部門。

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて-本紙撮影

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて-本紙撮影

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