マカオで2日連続はしか感染例確認…新たにタイ渡航歴ある男性1人=今年計28人に

マカオ政府衛生局(SSM)は4月3日午後7時すぎにプレスリリースを発出し、同日新たに1人の麻疹(はしか)感染者を確認したと発表した。はしか感染者の確認は2日連続。

4月3日に新たに確認された患者はマカオ人男性(32)で、4月1日に発熱、咽頭痛、筋肉痛等の症状が出た後、2日になって顔、首、腕に発疹が現れたため、同日公立総合病院の仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)の救急外来を受診。3日、PCR検査の結果ではしかの陽性反応が確認された。患者はSSMの聞き取り調査に対し、潜伏期間にあたる3月14日から19日まで友人と一緒にタイのバンコクとパタヤへ旅行に出かけたと説明しており、SSMは輸入性感染例と判断したとのこと。なお、患者はマカオ生まれで、幼少期にはしかワクチン接種歴があった。目下、患者は発熱が続いているものの、容体は安定しているという。患者と同居の家族、旅行に同行した友人、勤務先の同僚に類似の症状は確認されていないが、SSMは接触者に対する健康追跡を行うとした。

マカオにおけるはしか感染確認例の確認数は、昨年は3例のみだったが、今年に入って以降は、今回のケースを含めて、すでに計28例(輸入性11例、輸入関連性17例)に上る。3月までに感染が確認された26人はすでに回復し、退院済みという。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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