マカオの携帯各社が「2G」サービス提供終了へ

4月8日付のマカオ特別行政区公報にマカオで3G(第3世代携帯電話方式)サービスを提供する通信キャリア3社との免許内容の変更に関する行政長官令が掲載された。

今回の内容変更では、通信キャリアはGSM方式による2G(第2世代携帯電話方式)サービスの提供について自由に決定できる、とする文言が盛り込まれた。

マカオ政府郵電局によれば、マカオでは直近数年間にわたって2Gサービスの新規申し込みがなく、現在は全体の93%が4Gサービスになっているとのこと。近年、携帯キャリアから政府に対して2Gネットワーク及びサービスの停止を求める要望が寄せられおり、政府内で慎重に検討を重ねた結果、今回の免許内容変更に至ったとした。政府は2Gサービスに割り当てていた周波数を別の通信サービスに転用する計画を進めているという。

今回の免許内容変更は8月1日付で施行され、早ければ同日にもマカオにおける2Gサービスの提供が終了する見通し。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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