マカオのレジデントショー「ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」が5年ぶり上演再開

 マカオ・コタイ地区の統合型リゾート(IR)シティ・オブ・ドリームズ・マカオを運営するメルコ・リゾーツ&エンターテイメント社は、5月9日から同IRに併設する専用シアターでレジデントショー「ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター(水舞間)」の上演を再開する。

 水舞間は同社が約20億香港ドル(日本円換算:約375億円)もの巨費を投じて製作した世界最大規模のウォーターショーで、アクロバット、ダンス、スタント、演劇のパフォーマンスを融合させた視覚芸術作品。しかし、コロナ禍を受けて2020年6月から休演が続いていた。

新生「ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」の劇中シーン(写真:Melco Resorts & Entertainment Ltd.)

 なお、今回の上演再開にあたり、スタッフの変更及び内容の見直しも行われた。新生・水舞間は新たにペパリーニ・スタジオ芸術監督のジュリアーノ・ペパリーニ氏が演出、アワー・レガシー・クリエイションズが製作をそれぞれ担当し、オリジナルのプログラムを引き継ぎながら、視覚的なインパクトと没入感を高める新要素などが盛り込まれている。

 上演再開に先立ち、5月7日には1千人を超える各界のVIP及びプレス関係者らを招いてのプレミア上映が行われ、本紙記者も参加。基本的には以前の内容を継承したバージョンアップで、最新技術を活用した斬新な特殊効果が新たな見どころと感じた。初めてという方はもちろん、前に鑑賞歴があるという方でも、十分楽しめる内容に仕上がっている。

新生「ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」の劇中シーン(写真:Melco Resorts & Entertainment Ltd.)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コタイ地区の統合型リゾート(IR)シティ・オブ・ドリームズ・マカオを運営するメルコ・リゾ…
  2.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  3.  マカオ金融管理局は5月7日、今年第1四半期(2025年1〜3月)のモバイル決済及びクレジットカー…
  4.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ヴェネチアンマカオで大規模なゲーミング(カジノ)、…
  5.  マカオ政府とカジノ運営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で香港上場のギャラクシーエンターテイメント…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  4月30日、マカオ立法会と政府との間で2025年施政方針の運輸・工務領域における政策討論が行われ…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…

イベントカレンダー

5月 2025
    1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
« 4月   6月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun