マカオから22人の高校生訪日団…「ものづくり」テーマに東京・愛知・三重巡る=日本政府実施の対日理解促進交流プログラム

 マカオ政府教育・青年局(DSEJ)は12月11日、同局が組織する22人の高校生が同月10日から18日までの9日間にわたって日本の東京都、三重県、愛知県を訪れ、現地の高校生との交流活動に参加するほか、「ものづくり」をはじめ、文化、防災、環境関連施設を見学すると発表した。

 今回の訪日はアジア大洋州諸国及び地域との間の青少年交流による対日理解促進交流プログラム「JENESYS2019」の一環及び日中青少年交流推進年認定行事として、マカオ特別行政区政府の協力を得て実施するもの。

 日程案によれば、マカオの高校生一行は初日から3日目朝まで東京に滞在。初日は午後成田空港到着後に都内へ移動してオリエンテーション、2日目には「Made in JAPANに息づく日本文化と精神性」をテーマにしたセミナーを受講した後、国立科学博物館や皇居二重橋などを見学。3日目午前に愛知県へ移動し、午後に名古屋市で扇子製作体験と名古屋港防災センターの視察した後、三重県へ移動。4日目は午前に夫婦岩の見学、午後は三重県立宇治山田高校と交流する。5日目はミキモト真珠島と伊勢神宮の見学、午後から大紀町でホームステイを体験。6日目は再び愛知県へ移動し、午前に名古屋城、午後はものづくりの視察でトヨタ産業技術記念館を訪問。7日目は終日名古屋市立名古屋商業高校との交流。8日目午前に再び東京へ移動し、午後に葛西水再生センターを視察し、9日目午前に成田空港から帰路につくとのこと。

 今回マカオから参加する22人の高校生は学校推薦を経てDSEJが面接等の試験で選抜した優秀な学生という。

 なお、香港の高校生およそ50人も同日程で訪日する。香港団の訪問先は東京都、大阪府、奈良県、愛媛県を予定している。

マカオ高校生訪日団の集合写真(写真:DSEJ)

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