マカオ司法警察局がコタイ地区のカジノ施設内外で防犯パトロール実施…違法な貨幣両替に従事していた中国本土出身の男7人発見

 マカオ司法警察局は10月8日、同月7日午後にかけて、大型IR(統合型リゾート)施設が集中するコタイ地区のカジノ施設内外で防犯パトロールを実施したと発表。

 今回のパトロールには刑事捜査員14人が参加。期間中、63人(男性45人、女性18人)に対する身分証及び防疫措置により入場時に提示が必要となった健康コード(直近の滞在歴、新型コロナ患者との接触歴の有無、発熱や咳といった症状の有無、連絡先を入力して生成されるもの)の検査を行った結果、いずれも中国本土出身の男7人が違法な貨幣両替に従事する「換銭党」だったことが判明し、身元確認手続きの完了を経て、治安警察局の出入境管理部門へ身柄を移送したとのこと。

 目下、マカオのカジノは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫措置を講じたニューノーマル下での営業を行っている。また、9月23日までに中国本土居民を対象としたビザに相当するマカオ渡航許可の申請が再開されたことを受け、10月初旬の国慶節ゴールデンウィークにかけて中国本土からのインバウンド旅客の増加が見込まれている。

 マカオ司法警察局では、カジノ施設及び周辺をはじめとする夜の繁華街における防犯パトロールを不定期で実施している。昨年は換銭党を対象とした徹底した取り締まりが行われた。

違法な両替に従事していたとして身柄を拘束された中国本土出身の男7人=2020年10月7日(写真:マカオ司法警察局)

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