マカオの2019年産業構造統計公表…第三次産業が95.7%占める=前年から0.2ポイント縮小

 マカオ政府統計調査局は11月20日、昨年(2019年)のマカオの産業構造統計を公表。全業界の産業付加価値総額は前年から実質2.4%の下落だった。

 主要因として、カジノ・カジノ仲介業と不動産業務の付加価値総額がそれぞれ実質2.7%、9.8%の下落だったことが挙げられる。付加価値総額の生産総額に占める割合は0.2ポイント上昇の70.2%。

 第二次産業の付加価値総額は実質5.5%上昇、全産業に占める付加価値総額の比重は0.2ポイント拡大の4.3%に。主な内訳として、建設業が0.1ポイント上昇の3.1%、水道・電気・ガス生産供給業と製造業は0.6%ずつで、いずれも前年から横ばい。

 第三次産業の付加価値総額は実質2.7%下落し、全産業に占める比率0.2ポイント縮小の95.7%。内訳については、不動産業務が0.7ポイント下落の9.1%、リース・ビジネスサービス業が0.5ポイント下落の4.3%だった一方、カジノ・カジノ仲介業は0.2ポイント上昇の50.9%だった。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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