マカオのGDP実質10.8%成長—13年第1季

マカオ特別行政区政府統計調査局は30日、今年(2013年)第1季のGDPが対前年実質10.8%成長だったと発表。経済成長の主要因はサービス輸出、個人消費及び投資の伸びによる。

ゲーミングサービス及びその他ツーリズムサービス輸出がそれぞれ8.9%、4.9%増、個人による消費支出、総投資がそれぞれ10.2%、13.8%増。

就業環境の良化により総就業人口、給与が増えていることが個人消費の増につながったとみられる。

政府歳出は対前年1.7%の微増。うち人件費が4.5%増だった。

投資による固定資本形成総額は14.7%増。個人投資が8.7%で、そのうち建築投資が24.2%上昇、設備投資が21.7%減。政府による投資は40.6%の大幅増で、マカオ大学横琴キャンパス、マカオLRT工事、公営住宅建設が主。これらにより公共建築投資は40.4%の顕著な増となった。この他、政府設備投資は71.5%上昇。

貨物輸出も増加を維持し、対前年16.4%上昇。貨物輸入についても個人消費、観光客による消費、投資増加の恩恵を受けたかたちで10.4%上昇。

サービス貿易では、ゲーミング売上、観光客及び観光客による消費の持続的成長が第1季のサービス輸出を対前年8.5%押し上げた。そのうち、ゲーミングサービス輸出が8.9%上昇、その他ツーリズムサービス輸出が4.9%増。サービス輸入についても同1.6%上昇。

観光客で賑わうマカオ歴史的市街地区のストリート(イメージ)=マカオ・大三巴街—本紙撮影

観光客で賑わうマカオ歴史的市街地区のストリート(イメージ)=マカオ・大三巴街—本紙撮影

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