マカオ、消費者物価指数が12ヶ月連続上昇=2022年6月

 マカオ政府統計調査局が7月22日に公表した資料によれば、今年(2022年)6月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は103.86で、前年同月から1.32%の上昇だったとのこと。12ヶ月連続で上昇となった。

 同局では、前年同月比での主な上昇要因として、ホームヘルパー報酬及び外食費の上昇、さらにはガソリンとLPGの値上がりを挙げ、住宅家賃、通信サービス費、豚肉小売価格の下落が一部を相殺したとのこと。

 分類別では、家庭設備・サービス(+13.71%)と交通(+7.52%)の指数が上昇した一方、通信(-10.23%)は下落。

 また、今年6月の総合消費者物価指数は前月から0.21%上昇。ホームヘルパー報酬とガソリン小売価格の上昇を受けて、家庭設備・サービスと交通の価格指数がそれぞれ2.26%、0.66%上昇。また、鮮魚、野菜・果物、外食サービスの上昇により、食品・ノンアルコール飲料の価格指数についても0.32%上昇。一方で、レジャー・文化、酒・たばこ、住居・燃料の価格指数は0.24%、0.21%、0.14%のそれぞれ下落。

 今年6月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.92%上昇。このうち、家庭設備・サービス(+7.84%)と交通(+6.48%)が顕著な上昇だった。

 今年第2四半期(4〜6月)の総合消費者物価平均指数は103.69で、前年同時期から1.16%上昇。今年上半期(1〜6月)の総合消費者物価平均指数は、前年同時期から1.06%上昇。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業SJMリゾーツ社がマカオ特別行政区の成立25周年を記念して…
  2.  マカオ政府とカジノ運営コンセッションを結ぶ6陣営の一角、ギャラクシーエンターテイメントグループ(…
  3.  このほど5月27日から中国本土から香港・マカオへの「自由行」と呼ばれる個人観光旅行スキーム(In…
  4.  マカオの公共放送局でラジオ・テレビ兼営の「澳門廣播電視(略称:TDM)」が5月13日に開局40周…
  5.  マカオ政府統計・センサス局は5月13日、昨年(2023年)のジョブトレーニング調査結果を公表。 …

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun