マカオのカジノIR併設ホテルで中国人男性の遺体発見

 マカオでは、年末年始にかけてインバウンド旅客数が復調しており、カジノ施設についても賑わいを取り戻しつつある。

 マカオ司法警察局の発表によれば、1月1日夜にコタイ地区にあるカジノIR(統合型リゾート)併設ホテルの客室で中国本土出身の男性(35)の遺体が見つかり、現場の状況から事件性はなく、自殺とみて捜査を進めているとのこと。

 遺体発見の経緯については、1月1日未明に単独で客室に入った後、全く部屋から出入りのない客がいたことから、同日夜にホテルスタッフが状況確認のため客室を訪問。客室へ入ったところ、浴室のバスタブ内に全裸で仰向け状態となった人がおり、呼びかけにも無反応で、室内とバスルームの床面に大量の血が残されていたことから、即刻警察に通報するに至ったという。その後、現場に駆けつけた救急隊員によって、すでに死亡していることが確認された。

 警察では、遺体の状況から剃刀を使って手首を切って自殺を図ったものとみられるが、詳しい死因は検死の結果を待つ必要があるとした。室内及び所持品から遺書は見つかっていないとのこと。

マカオ司法警察局(資料)=本紙撮影

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