マイクロコネクトがマカオに金融資産取引所をオープン

 香港に本社を置き、中国のスモールビジネスと世界の投資家をつなぐプラットフォームを運営するマイクロコネクト(滴灌通/Micro Connect)がマカオ金融資産取引所(滴灌通澳交所/MCEX)のテストオープニング式典を3月25日にマカオで開催。

 MCEXは世界初のレベニューシェア商品「DRO(Daily Revenue Obligation)」取引所で、デジタル化方式を活用して世界の投資家と中国のスモールビジネスをつなぐことを目的に金融資産取引サービスを提供するとのこと。

 式典には元香港証券取引所最高責任者でマイクロコネクト創業者・会長の李小加(チャールズ・リー)氏のほか、マカオ特別行政区行政長官の賀一誠(ホー・ヤッシン)氏ら地元政財界のビッグネームが数多く出席した。

 近年マカオ政府は経済の過度なカジノ産業への依存からの脱却を目指して産業多角化を推進しており、そのひとつとして特色ある金融業の発展を挙げている。

マカオ特別行政区の賀一誠行政長官(中央)らが出席したマイクロコネクトのマカオ金融資産取引所テストオープニング式典の様子=2023年3月25日、ギャラクシーマカオ(写真:GCS)

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