ホテル数100軒、従業員約4万人—2012年マカオホテル業調査発表

マカオ政府統計調査局は10月23日、2012年マカオホテル業調査を発表。同年時点で営業中のホテル数はホテルとペンサオン(公寓、簡易型ホテル)を合わせて100軒となり、前年から5軒の増。(ホテル67軒、ペンサオン33軒)

2012年末時点のホテル職員数は39,647人となり、前年比20%増だった。大型ホテルが複数開業したことが要因。なお、5つ星ホテル従業員数は31,695人で、ホテル職員総数の約8割を占める。また、ペンサオンの職員数は178人で、全体の1%にも満たない。

ホテル数、宿泊客の増加に伴い、2012年のホテル業収益は前年比16%増の219.3億パタカ(日本円換算:約2,676億円)に達した。収益源は主に客室代金で、前年比20%増となる102.5億パタカ。5つ星ホテルでは客室代金による収益が全体の78%を占めた。この他、飲食サービスが同21%増の49.1億パタカ、会場レンタルが25%増の38.3億パタカ。

同年のホテル業の支出は前年比26%増となる194.5億パタカ。そのうち非営業支出(減価償却、利息支出等)が同31%増となる71.7億パタカ。経営費用の89.7億パタカと職員支出の77.6億パタカが全体の86%を占めた。それぞれ前年比23%、36%増。

2012年から2013年初頭にかけ相次いで開業したサンズコタイセントラル内のホテル(資料)―本誌撮影

2012年から2013年初頭にかけ相次いで開業したサンズコタイセントラル内のホテル(資料)―本誌撮影

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