マカオ国際空港、五・一GW期間中の旅客数がコロナ前の5割まで回復

 マカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる「五・一(労働節)」ゴールデンウィーク(4月29日〜5月3日の5日間)を終えたばかり。

 旅客ソースの大半を占めるのが中国本土であり、観光都市マカオにとって年間最大の書き入れ時のひとつとなっている。ウィズコロナ転換後で初めての五・一GWとあり、インバウンド旅客数も急増が予想されたが、5日間合計のインバウンド旅客数は延べ(以下同)49.2万人に達し、当局の事前予測値を大きく上回る結果となった。

 マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港の運営会社にあたるCAMは5月4日、五・一GW期間の実績数値を公表した。航空旅客数が6万5888人、フライト離発着回数が572回で、単日平均フライト数は114便、単日平均旅客数は1万3178人。コロナ前2019年同時期との比較ではフライト離発着回数が53%、旅客数が約5割まで回復したことになり、CAMでは理想的な運営状況だったとの見方を示した。旅客数の路線別割合については、中国本土路線が66%、台湾路線が10%、東・南アジア路線が24%。

 今後の夏シーズンに向けて、同空港では積極的に路線の開拓を進めているとし、4月に韓国ジンエアーのソウル線とセブ・パシフィック航空のフィリピン路線が運航再開となったのに続いて、タイガーエア台湾による台湾線が7月にも運行再開見込みとのこと。

マカオ国際空港旅客ターミナルビルの航空会社チェックインカウンターの様子(写真:CAM)

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