マカオ、路上で拾ったスマホを着服…拾得物不当占有でインドネシア人の男逮捕

 マカオ治安警察局は3月4日、マカオの路上で拾ったスマホを届け出せずに着服したとしてマカオで就労する20代のインドネシア人の男を逮捕したと発表。

 同局によれば、3月2日夜、市民からマカオ半島西部の司打口公園付近でタクシーを降りた後、約9500パタカ(日本円換算:約17.8万円)相当のスマートフォンをなくしてしまったことに気づき、探しても見当たらず、近くを通りがかった人の協力を得て自分の番号に電話をかけたが電源オフの状態になっていたことから、何者かに拾われてしまった可能性があるとの通報があったという。

 通報を受けた同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを使って当該スマホを拾った男の割り出しに成功し、3日正午頃に拾得場所近くで男を逮捕。男は同局の調べに対し、拾得後に電源を切ったことを認めたが、後に警察へ届け出をする予定だったと供述したとのこと。その後、男の自宅を捜索したところ、当該スマホが発見されたとした。同局では、男を拾得物不当占有罪で検察院送致する方針。

 マカオでは拾得物不当占有事案がしばしば発生しており、警察当局が習得した場合は速やかに届け出を行うよう累次の呼びかけを行っている。

拾得物不当占有で逮捕された男(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオでは、まもなく年間最大の書き入れ時となる「五・一」労働節ゴールデンウィークを迎える。マカオ…
  2.  マレーシアのMJets Air(Mジェットエア)が4月28日、同国のクアラルンプール国際空港とマ…
  3.  マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  4.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、香港上場のSJMホールディングスは4月…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…

イベントカレンダー

5月 2025
    1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
« 4月   6月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun