春節間近のマカオで花火・爆竹関連の違法行為に対するパトロール実施

 マカオでは春節(旧正月)を間近に控え、年賀用品の販売も盛んになっている。

 マカオ治安警察局は1月23日、澳門海關(マカオ税関)及び市政署と合同で同月20、21日にかけて花火・爆竹類の違法な輸入・保管・販売といった行為に対する取り締まりを目的とした年賀用品や拝神用品販売店等へのパトロールを実施したと発表。

 今回のパトロールには3部門から延べ71人が参加し、112店舗への立入検査を実施。187人(男51人、女136人)が調査対象となり、1つの店舗で違法就労者1人の存在が確認され、検挙したとのこと。

 なお、花火・爆竹の違法な輸入・保管・販売は発見されなかったが、公共エリアを占有して販売を行っていた8店について、市政署がペナルティを課したとした。

 春節といえば、新年を迎えた瞬間から街のあちこちで爆竹の音が響きわたる派手なお祝いのイメージが強いが、マカオでは花火・爆竹の輸入・保管・販売に関する規制が厳しく、指定場所(マカオ半島とタイパ島に各1ヶ所ずつ公認の花火・爆竹会場)以外での使用も禁止されている。

 治安警察局は市民及び旅客に対し、法令に反して花火・爆竹を使用して他人を負傷させたり財産に損害を与えた場合、刑事責任を問われる可能性があるとし、法令遵守を呼びかけた。

マカオ当局によるパトロールの様子(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  マレーシアのMJets Air(Mジェットエア)が4月28日、同国のクアラルンプール国際空港とマ…
  2.  マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  3.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、香港上場のSJMホールディングスは4月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴー…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun