マカオと広州結ぶヘリ定期便のテスト飛行始まる

マカオ国際空港運営会社は8月8日、中国南方航空系の南航珠海直昇機分公司が今年中に新規就航を計画しているマカオと広州を結ぶヘリコプターによる定期便について、初のテストフライトを実施し、記念式典を行ったことを発表した。

広州を出発したテストフライト機は午前10時半にマカオ国際空港に到着。マカオ国際空港運営会社経営委員会の崔光主席らが出迎えた。崔氏はマカオと広州を結ぶ定期便の就航により両地住民に速達性の高いクロスボーダーサービスを提供することができるとともに、ツーリズムマーケットの拡大、経済の一体化を推進できるとの期待を語った。

南航珠海直昇機分公司は現在17機のヘリコプターを運用している。

マカオと広州をダイレクトに結ぶ交通機関としてマカオ・外港と広州市郊外の南沙を約80分間で結ぶ高速フェリーがあるが、運航は週末のみで1日2往復に限られる。また、2013年末にマカオの北に位置する珠海と広州の間に高速鉄道が開通し、両地間を最速59分で結ぶが、ボーダーが混雑することが多く、通過にかかる時間が読めないのが難点となっている。

歓迎式典で祝辞を述べる崔光氏(写真:澳門國際機場)

歓迎式典で祝辞を述べる崔光氏(写真:澳門國際機場)

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