カジノチップ仲介の女を巨額詐欺容疑で逮捕―マカオ

マカオ司法警察局は10月24日、男性客から300万香港ドル(日本円換算:約4,183万円)の現金を詐取した巨額詐欺容疑で、ゲーミングチップ仲介人でマカオ籍の30歳の女を逮捕、送検したことを明らかにした。23日にコタイ地区のカジノ内で双方が大げんかをしているところに警察官が駆けつけ、事件が発覚したもの。

司法警察局の調べによると、ゲーミングチップ仲介人の女がコタイ地区のカジノ内で男性客に声を掛け、現金300万香港ドルをゲーミングチップを両替すれば、さらに300万香港ドル分のチップを上乗せすると勧誘。話を信用した男が300万香港ドルの現金を女に支払った。この際、女は書面による契約はなく、手続きに時間がかかるため、しばらく待つようにと客に伝えていた。その後、なかなかチップを手にできなかった客が、女に現金の返還を要求し、両者の間で大げんかへと発展したところをカジノ内にいた司法警察間が駆けつけて対応にあたった。

司法警察局では、女が受け取った300万香港ドルの行方を追っている。

カジノチップとバカラのゲーミングテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノチップとバカラのゲーミングテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

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