台湾・復興航空の事故機、引き渡し時にマカオでエンジン交換

2月4日に台湾・台北の松山空港を離陸後間もなく墜落した復興(トランスアジア)航空のATR72型機について、過去にマカオで第1エンジンを交換していたことが明らかになった。

マカオの政府系放送局TDMが同日夜のラジオニュースで台湾・東森新聞網の報道を引用して報じた。復興航空メンテナンス部門の王正忠主任によると、事故機は昨年(2014年)4月にフランスで製造が完了した新造機で、マカオを経由して台湾の同社に納品された際、当地でエンジンの交換を行い、故障した部品は調査のため送り返したという。また、第1エンジンの飛行時間は800時間、第2エンジンは1000時間超で、比較的新しいものだとした。

マカオ民航局では、事故機のエンジンをマカオで交換していたとする報道について、2月5日にも回答をするとしている。

事故原因について、第1エンジンのトラブルによるものとする報道もある。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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