通貨供給量下落と預貸率上昇続く=15年3月、マカオ貨幣・金融統計

マカオ政府金融管理局は5月5日、今年(2015年)3月の広義通貨供給量(廣義貨幣供應量)について、前月に続いて下落したとする最新統計を発表。また、預金総額減少の中、融資総額の増加傾向にあることから、総体銀行預貸率は上昇を継続している。

【マネーサプライ】
流通貨幣が5.7%下落、通知預金が0.7%の上昇となり、M1は前月比0.6%減。同時に、準通貨負債は0.9%下落、通貨供給量M2は0.8%減の4776億パタカ(日本円換算:約7兆1778億円)となった。前年同月と比較してM1が5.4%、M2が4.9%のそれぞれ上昇。通貨ストラクチャーについては、M2に占めるマカオパタカの比重は27.5%で前月から0.1ポイント下落、前年同月から2.9ポイント上昇、香港ドルの比重は49.8%で、前月から0.4ポイント下落、前年同月から0.1ポイント上昇、人民元の比重は11.9%で、前月と変わらず、前年同月から4.7ポイント減、米ドルの比重は8.5%で、前月から0.4ポイント、前年から1.7ポイントのそれぞれ増。

【預金】
マカオ居民(マカオ居留権保有者)による預金は前月から0.7%減の4662億パタカ(約7兆64億円)。通貨別ではマカオパタカが0.6%、香港ドルが1.7%、人民元が0.6%のそれぞれ減、米ドルが4.0%、その他外貨が0.8%のそれぞれ増。非マカオ居民による預金は前月から3.4%下落の2365億パタカ(約3兆5543億円)。公共部門の銀行システムへの預金は7.2%上昇の1134億パタカ(約1兆7043億円)に。これらを総合して計算した銀行システムの預金総額は前月比0.5%減の8161億パタカ(約12兆2650億円)となった。このうち、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの占める割合はそれぞれ19.7%、41.4%、13.7%、20.6%。

【融資】
地元民間部門への融資は前月比2.3%増の3542億パタカ(約5兆3232億円)。このうち、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの比率はそれぞれ26.9%、66.0%、0.5%、6.2%で、金額ベースでは952億パタカ(約1兆4308億円)、2338億パタカ(約3兆5139億円)、19億パタカ(約286億円)、218億パタカ(約3276億円)。対外部門への融資は前月比0.1%減の3546億パタカ(約5兆3294億円)。マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの比率はそれぞれ1.3%、21.0%、17.4%、55.3%で、金額ベースでは46億パタカ(約691億円)、745億パタカ(1兆1197億円)、617億パタカ(約9273億円)、1961億パタカ(約2兆9473億円)。

【預貸率】
銀行のマカオ居民に対する預貸率は3月末時点で前月末と比較して0.9ポイント上昇の61.1%。非マカオ居民含む総体預貸率は1.3ポイント上昇の86.9%。

マカオ金融管理局(資料写真)―本紙撮影

マカオ金融管理局(資料写真)―本紙撮影

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