会社設立数29%増も登録資本金18%減=マカオ、15年第1四半期

マカオ政府統計調査局は5月5日、今年(2015年)第1四半期の企業統計を発表。会社設立数は前年同期から329社増の1455社、登録資本金は17.8%減の1.6億パタカ(日本円換算:約24.0億円)だった。

業種別では、ホールセール・リテール業が563社、ビジネスサービス業が324社と多かった。なお、解散企業数は3社増の158社で、取り消し資本金は8.8%減の2592万パタカ(約3.9億円)。

登録資本金の規模では、5万パタカ(約75万円)以下が全体の72.9%を占める1061社で、これらの合計資本金は2779万パタカ(約4.2億円)、全体に占める割合は17.7%。一方、100万パタカ(約1500万円)以上は27社で、合計資本金は7200万パタカ(約10.8億円)。

資本金の出所については、マカオからが8636万パタカ(約13.0億円)、中国本土からが4046万パタカ(約6.1億円)で、このうち汎珠江デルタ9省からのものが3482万パタカ(約5.2億円)あり、広東省に限ると2750万パタカ(約4.1億円)。株主構成では、株主全員がマカオ籍という企業が980社、マカオとその他の国家または地域の組み合わせが145社。

今年第1四半期末時点のマカオの登録企業数は4万9926社となり、前年から5202社の増。

マカオのビジネス街、新口岸・皇朝地区にある宋玉生公園(資料)—本紙撮影

マカオのビジネス街、新口岸・皇朝地区にある宋玉生公園(資料)—本紙撮影

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