マカオカジノ大手MCE、カジノ売上減収幅市場平均下回る=15年第1四半期

マカオやフィリピン・マニラで大型カジノIR(統合型リゾート)施設シティ・オブ・ドリームズなどを運営するメルコ・クラウン・エンターテイメント(以下、MCE)は5月7日、今年(2015年)第1四半期の業績発表を行った。

MCEの第1四半期の純売上は前年同期比22%減10.5億米ドル(日本円換算:約1259億円)、このうちカジノ売上は23%減の10.1億米ドル(約1211億円)、調整後EBITDAは35%減の2.53億米ドル(約303億円)。減収要因として、マカオにおけるローリングチップ売上及びマスゲーミング(平場)テーブル売上の減少を挙げた。

マカオ全体の第1四半期のカジノ売上は36.6%減となり、MCEのカジノ売上下落幅はこれを大きく下回る結果となった。MCEのローレンス・ホー共同会長兼CEOは、マカオは依然として厳しい環境が続いている中、安定した運営及び財務パフォーマンスを示すことができることをたいへん幸せに感じるとコメントしている。

メルコ・クラウン・エンターテイメント社が運営する大型カジノIR(統合型リゾート)施設「シティ・オブ・ドリームズ マカオ」(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

メルコ・クラウン・エンターテイメント社が運営する大型カジノIR(統合型リゾート)施設「シティ・オブ・ドリームズ マカオ」(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

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