中国・広州地下鉄、16年末までに全線で無料Wi-Fi導入へ

中国でもスマートフォンの普及が急速に進む中、香港・マカオと隣接する広東省では、省を挙げて公共エリアにおける無料Wi-Fiスポットの拡充に取り組んでいるという。

マカオの日刊紙「澳門日報」が5月27日付紙面で報じた。広東省経信(経済・情報化)委員会の頼天生主任によると、現在、省都・広州市で政府が展開する無料Wi-Fiスポットは99ヶ所にすぎず、つながりにくい、途中で途切れるといった問題も報告されているという。広東省では、今後3年以内をメドに省全体に無料Wi-Fiスポットの拡充及び品質向上を図りたい考えで、広州市及び省内最大の人口を誇るシンセン市から整備に着手するという。

広州では、2016年末までに地下鉄全線の駅構内及び車内で無料Wi-Fi接続サービスを展開する計画が進んでいるとのこと。すでに大手キャリアと合弁会社を設立し、地下鉄2号線、8号線の一部駅構内で試験サービスを開始している。広州地下鉄の営業路線数は9、路線総延長は260キロ、駅数は164(いずれも2013年12月28日現在)。

中国・広州地下鉄車内の様子(資料)=2013年6月—本紙撮影

中国・広州地下鉄車内の様子(資料)=2013年6月—本紙撮影

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