マカオ「運転中の携帯電話使用」検挙数8倍に急増=15年1-4月、取り締まり強化で

マカオでもスマートフォンの普及が進んでいる。このほどマカオ治安警察局が公表した今年(2015年)1-4月の最新統計で、運転中の携帯電話使用に対する検挙数が前年同期比で8倍を超えたことが明らかとなった。

マカオにおける今年1-4月累計の自動車運転中の携帯電話使用に対する検挙件数は前年同期比8.71倍の855件に上り、すでに前年通年の2.68倍に達している。

マカオ治安警察局では、危険運転行為に対する取り締まりを強化するとし、警察官が違反車輌を発見した場合、停止させることなく目視確認のみで検挙する方針を示していた。

マカオの道路交通法では、運転中の携帯電話使用(ハンズフリー通話を除く)に対する反則金は600パタカ(日本円換算:約9300円)と規定されている。通話だけでなく、メッセージやSNSの使用についても違反に該当すると解釈される。

なお、マカオにおける今年1-4月累計のいわゆる「違反切符」発行数は約24万6000枚、反則金合計は前年同期から3割超の増加となる約6560万パタカ(約10億1800万円)に達した。

マカオの町並み(資料)=2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=2015年4月(写真:GCS)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun