「台北101」にドローンぶつけた中国本土旅客に120万円の罰金適用へ=民間航空法違反

台湾・台北の高層ビル「台北101(台北国際金融センター)」に中国本土旅客が操縦するドローンがぶつかった事故を受け、台湾民航局は7月23日、民間航空関連法違反にあたるとし、30万台湾ドル(日本円換算:約120万円)の罰金を科す方針を明らかにしたという。

マカオの日刊紙「澳門日報」が7月24日付紙面で中新社、香港中通社電(23日)の報道を引用して報じた。ドローンを操縦していたのは中国本土から台湾を訪れていたソフトウェアエンジニアの揚という姓の男性で、ドローンは中国本土から持ち込んだものという。台湾の風景を撮影しようとドローンを飛ばしたところ、強風によりコントロールを失い、台北101の東南側にぶつかり、そのまま真下の花壇に落下したとのことだ。なお、この事故による人的被害、ビルの破損などはなかったという。

台湾民航局では、今回の事故で罰金を科す方針を示したことについて、広く一般にルールを認知するきっかけになればとコメントした。

昨今、台湾ではドローンの事故が頻発しているといい、台北101では先月(6月)から現在までだけで3度の衝突事例があるとのこと。

「台北101(台北国際金融センター)」(資料)

「台北101(台北国際金融センター)」(資料)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は6月30日、客との共謀による不正行為でカジノ運営企業からゲーミング(カジノ)チ…
  2.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は7月1日、今年(2025年)6月の月次カジノ売上(粗収益、…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は6月30日、今年(2025年)3〜5月期の雇用統計を公表…
  4.  中国では、東京電力福島第一原子力発電所からの「ALPS処理水」の海洋放出をきっかけに、2023年…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は6月26日、中国旅遊研究院が発表した「2024年中国ツーリストアウ…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  3.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  4.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun