米国務省、2015年版「人身取引報告書」を発表=マカオは日本、香港と同じ第2階層に

米国務省は7月27日(米国時間)、2015年版の人身取引報告書を発表した。マカオについては、前年と同じく、最低基準を満たしていないが努力を継続しているとされる「第2階層」に位置付けられている。

報告書は、マカオは女性及び児童が強制的な売春や労働を強いられる主要目的地になっていると指摘。多くの人が虚偽の人材募集広告に騙されてマカオ入りし、到着後は売春へ従事させられ、身分証も没収、労働時間も長い上、厳格な監視と暴力の脅威にさらさせるとした。

なお、香港と日本についても、マカオと同じ「第2階層」に位置付けられている。いずれも前年から変わらず。

マカオ特別行政区政府本部ビル(資料)—本紙撮影

マカオ特別行政区政府本部ビル(資料)—本紙撮影

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