マカオ、海外からの労働力受け入れ急増、総人口の約3割占める=大半は中国本土から

マカオ政府ヒューマンリソースオフィスが近日公表した統計データによると、今年6月末時点でマカオで就労する海外(中国本土、香港、台湾含む)労働者の数は18万523人に上り、前年同期から16.2%の急増となった。

マカオの総人口はおよそ64万人であることから、約3割を海外労働者が占めるという計算になる。

海外労働者の出身地別では、中国本土が全体の半数以上となる11万7316人でトップ。以下、フィリピンの2万3152人、ベトナムの1万4203人、香港の9708人、インドネシアの4087人と続く。なお、日本は149人。

就労業種別では、建設業の4万8692人、ホテル・飲食業の4万5680人が最大。

マカオでは、2002年のカジノ経営ライセンスの対外開放を契機に大型IR(統合型リゾート)の開発ラッシュが始まり、建設及びオペレーションに多くの労働力を要することから、海外労働者の数も右肩上がりに増加を続けている。

マカオの町並み(資料)=2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=2015年4月(写真:GCS)

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