マカオ監獄、看守の4分の1を海外労働者が占める=人材不足理由

マカオでも安定の公務員職は人気とされる。しかしながら、マカオ監獄の看守については人材不足が続いているというのだ。看守の需要が高まる中、マカオ政府は今年2月から「外注」方式でネパール人の看守を採用するなどして対応している。

マカオの政府系放送局TDMが8月7日夕方のラジオニュースで報じた内容によると、マカオ監獄ではポルトガルから中国に返還された1999年以降、長期に渡って人材不足が慢性化しているという。今年(2015年)7月末時点の被収容者数の数は1259名に上り、のべ6560人相当の看守が必要になるそうだ。現在、マカオ監獄の看守は644人おり、このうち25.6%にあたる165人を「外注」による海外から受け入れた労働者が占めるとのこと。

なお、マカオ監獄の2014年末時点の収容率(収容人員の収容定員に対する比率)は約8割、被収容者数の出身地は中国本土が4割超と最大で、マカオの35%がそれに次ぐという。

近年、マカオの雇用は安定した状態が続いており、直近の失業率は1.8%となっている。

マカオ・コロアン島にあるマカオ監獄(資料)—本紙撮影

マカオ・コロアン島にあるマカオ監獄(資料)—本紙撮影

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