マカオ司法警察、オーバーステイの韓国人らを検挙=マッサージ店対象の一斉取り締まりで

今年に入って以降、マカオ司法警察局は「落雷作戦」と銘打った夜の繁華街を対象とした一斉取り締まりを頻繁に実施している。

同局は8月11日深夜から翌未明にかけて、捜査員24名体制で10店のマッサージセンター及びフットマッサージをターゲットとした一斉取り締まりを行い、現場にいた男子49人、女子52人の計101人に対する身元確認などの調査を行った。このうち、身分証不携行などの男子5人と女子1名を拘束して取り調べを行ったところ、韓国人の男子2人、中国人の女1人がオーバーステイ状態であることが発覚し、治安警察局に身柄を引き渡したという。

マカオを訪れる韓国人旅客は近年増加傾向にあり、昨年(2014年)は前年比16.9%増の約55万人に達した。韓国で今年(2015年)5月末からMERS(中東呼吸器症候群)の感染拡大が顕在化したことを受け、直近では大幅減に転じている。今年に入って以降、スポーツベッティングサイトの運営、組織売春、自作自演の狂言など、マカオにおける韓国人による犯罪も目立っている。

マカオ司法警察局による夜の繁華街を対象とした一斉取り締まりの様子(資料)=8月11日(写真:マカオ司法警察局)

マカオ司法警察局による夜の繁華街を対象とした一斉取り締まりの様子(資料)=8月11日(写真:マカオ司法警察局)

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