マカオのカジノ売上低迷長期化、9月も3割超下落予測=ドイツ銀

マカオのカジノ売上について、昨年(2014年)6月から今年8月まで15ヶ月連続で前年割れとなり、低迷が長期化の様相を呈している。今年1〜8月の累計カジノ売上は36.5%減の1588.8億パタカ(日本円換算:約2兆3910億円)。

マカオのカジノ売上減の理由として、中国本土富裕層を中心としたハイローラーと呼ばれるVIPカジノ客の流出が指摘されている。さらに、直近の中国株式市場の不安定感、人民元の相次ぐ切り下げが中国人ギャンブラーのマカオ渡航意欲のさらなる減退につながる可能性も指摘されている。

マカオの月刊英字経済誌マカオビジネスが9月8日付電子版で報じた記事によると、大手投資銀行、ドイツ銀行が今月(9月)のマカオのカジノ売上について、前年同月比35.2%減となる165.7億パタカ(約2494億円)にとどまるとの予測を明らかにしたという。VIPルーム、マス(平場)ともに売上縮小が見込まれるという。

また、同行では、今年、来年の通年見通しでも事前予想を超える下落になるとの見通しとし、具体的には前年比で今年が34.1%減、来年が5.8%減との予想を示した。

マカオでは今年から2017年にかけて大型IR(統合型リゾート)の開幕ラッシュとなるため、供給増に伴うカジノ売上の底上げが期待されている。

なお、昨年のマカオのカジノ売上はラスベガスのおよそ6倍規模に達しており、3割を超える下落があったとしても、依然として世界一のカジノ都市の座は変わらない見通し。

マカオの大型IR(統合型リゾート)集積エリア、コタイ地区の夜景(資料)=2015年3月(写真:GCS)

マカオの大型IR(統合型リゾート)集積エリア、コタイ地区の夜景(資料)=2015年3月(写真:GCS)

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