香港の病院建設現場で旧日本軍の不発弾見つかる=500人が避難、爆破処理完了

香港・香港島西部の西高山中腹にある大型総合病院クイーン・マリー・ホスピタルの建て替え工事現場で10月6日午後4時頃、第2次世界大戦期のものとみられる不発弾が見つかり、病院関係者や周辺住民らおよそ500人が一時避難した。

マカオの政府系放送局TDMが同日夜のラジオニュースで香港警察当局のコメントを元に報じた内容によると、不発弾のサイズは長さ約50センチ、直径約30センチで、第2次世界大戦期に旧日本軍が(先に攻略した)九龍半島側からヴィクトリアハーバー越しに香港島を砲撃した際のものとみられるとのこと。

香港警察当局は同日夜、現場周辺の半径600メートルを封鎖して爆破処理を2回に渡って行い、大きな爆音が響いたという。

なお、第二次世界大戦期において、英国の植民地だった香港は旧日本軍による3年8ヶ月間(1941年12月25日〜1945年8月15日)の占領期を経験している。クイーン・マリー・ホスピタルが現在の場所に立てられたのは1937年のことで、占領期には旧日本軍の軍用病院として接収された。

当時の香港では旧日本軍を狙った米軍による空襲もあったことから、工事現場から不発弾が見つかるケースが珍しくないという。

香港の町並み。九龍半島・尖沙咀からヴィクトリアハーバー越しに香港島のビル群を望む(資料)—本紙撮影

香港の町並み。九龍半島・尖沙咀からヴィクトリアハーバー越しに香港島のビル群を望む(資料)—本紙撮影

不発弾が見つかったクイーン・マリー・ホスピタルの建て替え工事現場=10月6日(写真:香港警察フェイスブック公式ページより)

不発弾が見つかったクイーン・マリー・ホスピタルの建て替え工事現場=10月6日(写真:香港警察フェイスブック公式ページより)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオは面積約33平方キロ、人口約68万人という小さな地域だが、約20軒のカジノ施設のほか、スポ…
  2.  澳門海關(マカオ税関)は3月15日、「水客」と呼ばれる違法な越境”運び屋”行為に対し、IT技術を…
  3.  マカオ政府衛生局(SSM)は3月14日夜、マカオで感染症のツツガムシ(恙虫)病感染確認例が1件報…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は3月14日、著名ブランドの商品を模した偽の中国白酒やスマートフォンをマカ…
  5.  マカオ金融管理局は3月13日、2026年2月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資産総額)…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月19日、国際旅客誘致策の一環として2024年と2025年に実施…
  2.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は1月1日、昨年(2025年)12月の月次及び年間のカジノ売…
  3.  マカオ政府公共建設局(DSOP)は1月23日、新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」の整備構…
  4.  マカオ治安警察局は1月4日、昨年(2025年)通期の各種出入境関連統計の速報値を発表。  …
  5.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2026年3月号
(vol.153)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun