マカオの悪質タクシー問題深刻=1〜9月のぼったくりと乗車拒否が前年累計の2倍以上に

近年、マカオでは悪質タクシーの横行が社会問題化している。また、最近では営業許可を受けずに自家用車等を使って営業行為を行う白タクなども見受けられるといい、警察などが取り締まりを強化して対応にあたっている。

マカオ治安警察局は10月30日、今年(2015年)1〜9月の違反タクシー検挙数統計を公表した。累計違反検挙数は4050件に上り、このうち、ぼったくりが23%を占める948件、乗車拒否が同35%の1429件で、全体の約6割を占めている。

統計資料によると、昨年(2014年)通年のぼったくり及び乗車拒否の検挙件数はおよそ1000件で、一昨年の約4倍となったが、今年はすでに1〜9月の累計で2377件となり、前年の2.4倍近くに達している。

治安警察局では、悪質タクシーや白タクの存在は市民の利益及び観光都市としてのマカオの印象を著しく毀損する許し難いものとし、違反行為の根絶に向けて取り締まりを継続実施していくとしている。

マカオの人口は約64万人、訪マカオ旅客数は年間約3150万人であるのに対し、タクシー総数はおよそ1000台程度にとどまっており、需要に追いついていないとの見方もある。また、現行法では違反タクシーに対する罰則が極めて甘いと指摘されており、罰則強化やおとり捜査を可能とする法改正の準備も進められている。

マカオ警察当局による違反タクシーに対する取り締まりの様子(資料)=2015年2月(写真:GCS)

マカオ警察当局による違反タクシーに対する取り締まりの様子(資料)=2015年2月(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は3月15日、「水客」と呼ばれる違法な越境”運び屋”行為に対し、IT技術を…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は3月14日夜、マカオで感染症のツツガムシ(恙虫)病感染確認例が1件報…
  3.  澳門海關(マカオ税関)は3月14日、著名ブランドの商品を模した偽の中国白酒やスマートフォンをマカ…
  4.  マカオ金融管理局は3月13日、2026年2月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資産総額)…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、歩行者による禁止場所や赤信号での道路横断行…

ピックアップ記事

  1.  マカオ治安警察局は1月4日、昨年(2025年)通期の各種出入境関連統計の速報値を発表。  …
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月19日、国際旅客誘致策の一環として2024年と2025年に実施…
  3.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は1月1日、昨年(2025年)12月の月次及び年間のカジノ売…
  4.  マカオ政府公共建設局(DSOP)は1月23日、新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」の整備構…
  5.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2026年3月号
(vol.153)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun