マカオ銘菓の大手2社、売上2割減見通し

昨今、マカオのリテール業界は中国本土経済のスローダウン、反汚職キャンペーン、人民元の切り下げ(マカオの通貨、パタカの為替はいずれも米ドルと連動)などの逆風に晒されている。

宝飾品などの贅沢品だけでなく、コスメティック雑貨や食品系の土産物についても売上の減少が見受けられるようだ。

マカオの日刊英字紙「マカオビジネスデイリー」が報じた記事によると、マカオ銘菓として知られる杏仁餅(アーモンドクッキー)を主力とする土産物の製造・販売を手がける大手2社、鉅記餅家(コイケイベーカリー)と咀香園餅家(チョイヒョンユン)の代表者が近日相次いで今年の売上が前年比およそ2割減になるとの見通しを示したとのこと。

2社のマカオの店舗数は、鉅記餅家が21店、咀香園餅家が14店となっている。

マカオ銘菓として知られる杏仁餅(資料)—本紙撮影

マカオ銘菓として知られる杏仁餅(資料)—本紙撮影

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