マカオ大横琴新キャンパス、最終仕上げへ急ピッチ

マカオ政府インフラ開発局(建設發展辦公室)は15日、横琴新区(広東省珠海市)に建設が進められているマカオ大学新キャンパス工事がいよいよ最終段階を迎えたとし、キャンパスのマカオ側への引き渡しが来年(2013年)3月末となる見通しを示した。

すでにキャンパス内の80の建物で内装工事が始まり、今年7月に崩落事故が発生したマカオ側と横琴新区の新キャンパスを結ぶ河底トンネルについても安全性を十分に確保した上で8月から順次工事を再開したという。今月中にも主体構造工事が終了する予定で、キャンパスの引き渡し、開校はそれぞれ予定通りの2013年3月末、2013年秋となる見込み。

マカオ大学の横琴新区移転による新キャンパス建設プロジェクトは広東省・マカオ共同プロジェクト(粤澳合作)の象徴の1つと位置付けられ、2009年に着工。新キャンパスがマカオ側に引き渡された後、キャンパスはマカオの法律に基づき管理される特区の飛び地のような特殊ゾーンとなり、マカオからは路体地区のロータスブリッジ南側に設置される専用河底トンネルで往来する。

建物外観はほぼ仕上がっている (c) GDI 建設發展辦公室

建物外観はほぼ仕上がっている (c) GDI 建設發展辦公室

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