中国・広東省深圳市でH5N6型鳥インフル感染例=患者の26歳女性は危篤状態

マカオ政府衛生局は12月29日夜、中国・広東省の衛生当局から深圳市で1人の患者がH5N6型鳥インフルエンザウイルス感染の確定診断を受けたとする報告を受けたことを明らかにした。

患者は深圳市宝安区に住む26歳の女性で、容体は危篤状態、医療機関に入院して治療を受けているという。

H5N6ウイルスは鳥類の体内に存在するもので、低病原性にあたり、鳥からヒト、ヒトからヒトへの感染リスクも少ないとのこと。直近では、昨年(2014年)4月、12月、今年2月、7月に中国の四川省、広東省、雲南省で感染例が確認されている。

シンセン市は香港と陸で接しており、マカオとは高速船でおよそ1時間の距離にある。香港、マカオの衛生当局では、WHO(世界保健機関)及び各国・地域の衛生当局と協力しながら最新状況の把握を行っているほか、玄関口となる各イミグレーション施設における体温検査を含むヘルスモニタリングなどの水際対策を導入するとともに、市民に対して鳥類の接触を避けることなど、感染予防策を講じるよう呼びかけている。

中国・広東省深圳市と香港の陸路の玄関口のひとつ、羅湖出入境ゲート(資料)—本紙撮影

中国・広東省深圳市と香港の陸路の玄関口のひとつ、羅湖出入境ゲート(資料)—本紙撮影

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