山形・尾花沢花笠踊りチームがマカオ到着…春節パレードに日本代表で出場=成功祈願祭で存在感示す

マカオでは明日(2月8日)が春節元旦となり、市街地のあちこちに赤や黄色の華やかな飾り付けが施され、華やかなムードが漂っている。

春節シーズンは中華圏で大型連休となっていることから、例年、中国本土、香港、台湾などから数多くの観光客がマカオを訪れることで知られる。マカオ政府旅遊局では、目玉観光イベントのひとつとして祝賀パレードを二夜に渡って開催する。

このうち、2月10日に行われるものが地元マカオ、中国本土、香港、韓国、スペイン、米国、日本、マレーシア、ポルトガル、タイから1千人を超えるパフォーマーが出場する大規模国際パレードとなる。

日本代表として参加するのが、山形・尾花沢花笠踊りチームだ。一行らは昨日(2月6日)午後に現地入りし、きょう(2月7日)パレードの出発地点となるマカオ科学館前特設会場で開催されたイベント成功祈願祭に参加した。

華やかなコスチュームに身を包んだ世界各地の出場チームが一堂に会した中、尾花沢花笠踊りチームの24人は大きな太鼓や鐘の音と独特の歌声を伴う明るいパフォーマンスで存在感を見せ、地元メディアからの個別取材が相次ぐなど大きな注目を集めた。

自らも踊りに参加するという尾花沢市商工観光課の間宮康介さんにお話を伺ったところ、パレードへの出場を通じてマカオの皆さんに尾花沢市のことを知っていただきたいと抱負を語った。今回、現地で配布するための銀山温泉をはじめとした尾花沢市の観光の魅力をPRする繁体字中国語のパンフレットを持参したとのこと。また、パレードは夜間のため、本番用に光るコスチュームを用意しているといい、目立つ準備も万端のようだ。

2月10日のパレード当日、一行は午後7時30分にマカオ半島新口岸地区のマカオ科学館前を出発し、14台の華やかな山車とともに沿岸部を経由してマカオタワー前の西灣湖広場までの間を練り歩く。パレードの模様はマカオの政府系放送局TDMで生中継されるほか、別途ダイジェスト版が香港の大手民放局TVBでも放送される予定。

なお、尾花沢花笠踊りチーム一行らはパレードのほか、マカオの観光名所・タイパビレッジでも演舞を披露する機会が設けられているとのこと。

香港のテレビ局から取材を受ける尾花沢花笠踊りチーム=2月7日、マカオ—本紙撮影

香港のテレビ局から取材を受ける尾花沢花笠踊りチーム=2月7日、マカオ—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  2.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は5月1日、今年(2024年)4月の月次カジノ売上(粗収益、…
  3.  マカオでは例年通り5月1日に海開きを迎えた。10月31日までがマカオの遊泳シーズンとなる。 …
  4.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴー…
  5.  香港衛生署衛生防護センターは4月30日の会見において、季節性インフルエンザと新型コロナウイルスの…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun