マカオカジノ大手GEG、純利益6割減=15年通期

世界最大のカジノ売上を誇る都市として知られるマカオだが、昨年(2015年)の累計カジノ売上は前年から34.3%減となる2308.4億パタカ(約3兆2451億円)で、2年連続の前年割れを記録した。

マカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営の一角で、大型IR(統合型リゾート)ギャラクシーマカオなどを展開するギャラクシーエンターテイメントグループ(GEG)は2月25日、昨年(2015年)第4四半期及び通期の業績発表を行った。

同社の15年通期の売上高は前年から29%減の510億香港ドル(約7169億円)、調整後EBITDAは34%減の87億香港ドル(約1223億円)、純利益は60%減の42億香港ドル(約590億円)で、主要指標がいずれも大幅なマイナスとなった。

なお、第4四半期の売上高は133億香港ドル(約1869億円)、調整後EBITDAは25億香港ドル(約351億円)で、それぞれ前年同期から17%及び7%減、第3四半期からは8%及び7%の増となった。

同社のフランシス・ルイ副会長は記者会見の席上、昨年はチャレンジングな一年だったとした上、(中国本土の大型連休にあたる2月の)春節ゴールデンウィーク期間中の(カジノ)売上は前年比でプラスだったとし、これがカジノマーケットの復活の兆しとなればいいと述べた。

ギャラクシーエンターテイメントグループの2015年第4四半期及び通期業績発表会見。写真右から2人目がフランシス・ルイ副会長=2月25日、香港ー本紙撮影

ギャラクシーエンターテイメントグループの2015年第4四半期及び通期業績発表会見。写真右から2人目がフランシス・ルイ副会長=2月25日、香港ー本紙撮影

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