マカオ国際映画祭設立…今年12月初開催=国際知名度向上による旅客吸引とクリエイティブ産業の発展に期待

マカオ国際映画祭・アワードが今年(2016年)12月8日から13日までの6日間、マカオ文化センターとマカオ科学館で初開催されることが明らかとなった。

実行委員会の会長を務めるマカオ政府旅遊局(MGTO)のマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長は5月27日に行われた記者会見の中で、国際的に傑出した映画作品や素晴らしい映画人がマカオに集まる世界レベルの交流機会を誘致することで、マカオのクリエイティブ産業の発展、国際知名度向上によるマカオの旅客吸引力の増大が期待できるとコメント。また、マカオは東西文化が融合した美しい町並みと独特の雰囲気を有し、多くの映画のロケ地として活用されていることも付け加えた。

実行委員会では、地元及び国際メディア関係者100人に加え、バイヤー、監督、映画スター、制作会社、配給会社、インベスターといった映画業界のキーパーソンら500人を招く計画で、アジア有数の映画祭としての地位を築きたい考えという。

なお、MGTOのフェルナンデス局長によれば、第1回マカオ国際映画祭・アワードの開催に要する予算は5500万パタカ(日本円換算:約7.6億円)を見込んでおり、このうち2000万パタカ(約2.8億円)をMGTOが拠出、残額についてはマカオ映画&テレビ制作文化協会が受け持つとのこと。

第1回マカオ国際映画祭・アワード概要発表記者会見=5月27日、マカオタワー(写真:MGTO)

第1回マカオ国際映画祭・アワード概要発表記者会見=5月27日、マカオタワー(写真:MGTO)

関連記事

最近の記事

  1.  中国本土で5連休となる「五・一」労働節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中…
  2.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は5月2日、今年第1四半期(2025年1〜3月)のマカオの…
  3.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、マカオ半島でMGMマカオ、コタイ地区で…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は4月30日、越境自家用車を利用した違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)の…
  5.  このほど、マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオ内に現地初となる茅台酒…

ピックアップ記事

  1.  4月30日、マカオ立法会と政府との間で2025年施政方針の運輸・工務領域における政策討論が行われ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…

イベントカレンダー

5月 2025
    1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
« 4月   6月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun