マカオの新IRウィンパレスが34億円投じ著名アート作品購入=集客の目玉に

先日、米国ネバダ州ラスベガスに本拠地を置く国際カジノ大手、ウィンリゾーツがマカオ子会社を通じてマカオ・コタイ地区で開発を進める大型カジノIR(統合型リゾート)ウィンパレス(中国語表記:永利皇宮)の開幕日が今年(2016年)8月22日に決定したと発表された。

ウィンパレスの公式ウェブサイトによれば、プロジェクト総工費はおよそ41億米ドル(日本円換算:約4212億円)とのことで、28階建てのホテル棟に1706の客室が入るほか、カジノ、ショッピングアーケード、コンベンションセンター、ウォーターショーを上演するパフォーマンスレイク、その周辺をめぐるゴンドラなどが一堂に会するという。

ウィンマカオは6月29日、ウィンデザイン&ディベロップメントとの間で総額3378万6445米ドル(日本円換算:約34億7117万円)に上るアート作品の購入契約を結んだことを明らかにした。具体的には彫刻家ジェフ・クーンズ氏の傑作とされる「Tulips」と女性陶芸家(故人)ヴィオラ・フレイ氏の「Amphora III」の2作品。価格は前者が3368万2500米ドル(約34億6049万円)、後者が10万3945米ドル(約1068万円)。

いずれもウィンパレスのパブリックエリアに設置して一般公開するといい、集客の目玉としたい意向とみられる。

ウィンパレス建設現場の様子=2016年6月、マカオ・コタイ地区-本紙撮影

ウィンパレス建設現場の様子=2016年6月、マカオ・コタイ地区-本紙撮影

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